品質管理
 
トラブル対応と留意事項
 
冬場におけるネガ現少処理(低稼働)
  冬場は処理量の減少による稼動率の低下、乾燥環境によるケミカルの蒸発等で処理液トラブルが特に起こりがちな時期です。
低稼働の影響は、写真処理においてプロセッサーの能力に対して処理量が少ない時に現れます。もしプロセッサーの補充が少なければ、酸化と蒸発が処理液コントロールに悪影響を与えます。またファイナルリンス(安定液)処理タンクに微生物が発生しフィルムに汚れが付着します。
 
  【代表的な現象】
  (1) フィルム全体が薄くなります。(駒ナンバー・DXコードなどすでに露光されている部分も薄くなります。)
(2) RGBのカラーバランスがくずれ、フィルムベース色が正常な時と明らかに違って見えます。
(3) 漂白液・定着液が劣化した場合は、残留銀が発生します。(カブリ等の黒い部分がベース面から見てグレー系に見えます。)
(4) フィルム表面に汚れが付着するようになります。
上記の現象のいずれの場合も、最終プリントは色調の冴えがなく、おもに軟調ぎみ(低コントラスト)のプリントになります。
   
  【対策】
  (1) ケミカル循環時間の見直し
長時間のケミカル循環は、劣化を促進する一因です。定休日などは確実にタイマーオフ、また営業日でも温調のタイマー時間を見直し循環時間を減らす様心がけましょう。(温調完了時間は季節や設置環境によって異なります。)
(2) フィルムリーダーの洗浄
使用後のフィルムリーダーには、処理液・汚れ・タールなどが付着しております。洗浄せずに使用すると処理液の劣化を助長します。
使用後は必ず洗浄し、確実に乾燥してから使用してください。
(3) 定期的なファイナルリンス(安定)処理タンク液の交換
フィルム汚れ原因の50%以上はファイナルリンス(安定)タンク液の汚れが原因です。
少処理対策に限らず定期的な交換をお勧め致します。(1〜2ヶ月に一度)
(4) ターンラック・液中ラック上部ローラーの汚れ除去
特に酸化・濃縮で発生する液中ラック上部の結晶は見落としがちです。終業時、上部ローラー・ギア等の結晶をぬるま湯にて除去するよう心がけて下さい。
処理液状態の判断にはコントロールストリップス処理が不可欠です。(測定・アドバイスは弊社技術チームにて実施致します。)
以下に処理液をベストの状態で維持できる推奨本数、補充量アップで対応できる本数を掲載いたしました。
 
コントロールストリップ処理後の測定結果にて軽度な劣化の場合は、補充量を10〜20%程度アップします。
   
  【ケミカル状況を維持する推奨処理本数及び少処理対策:参考値】
*135-24EX換算での一月の処理本数
機種名 推奨処理本数 補充量10〜20%アップ 定期的なタンク液交換
V30 380本 290本前後 130本以下
V50 900本 680本前後 300本以下
V100 1600本 1200本前後 550本以下
430L3 550本 410本前後 180本以下
450L3 1240本 930本前後 400本以下
4100L3 2250本 1690本前後 750本以下

 タンク液交換の場合は弊社技術サポートチーム(075−955−8552 )へ相談下さい。
 
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