最高品質グランプリ受賞 澄川フォトセンター(北海道)

 このたびは、大変素晴らしい賞を賜りありがとうございます。
 お店ではプロカメラマンの方から一般のお客様まで、それぞれの要望にあわせたプリントの色出しを心がけるようにしています。プリントの印象を決めるいきいきとした肌色再現、ピアノコンサートでよくある色カブリのお直し、濃いめ明るめといった微調整まで含めますとお客様の好みはまさにさまざまで、そのため大切なお客様にはチャンネル設定をつくり、ノートにも記録を残すようにしました。
 ノートに気がついた補正ポイント(お天気など)をメモしておいて、学校写真や集合写真のリプリント時などに、数か月後でもほぼ同じ品質と仕上がりができるようにしています。
 最高品質グランプリの受賞は、こうしてお客様にたくさんご支援をいただいたおかげだと嬉しく感じています。本当にどうもありがとうございました。

準グランプリ受賞 金湖写真機店(秋田)

 このような賞を頂戴し、また長年の品質へのこだわりをご評価いただきありがとうございます。
 私どもは、写真館スタジオ、プロカメラマンの方からの受注が多い、ネットラボの仕事をしております。 その中にはモノクロームプリントといったご注文があり、それをカラー印画紙できれいに仕上げるために「ND合わせ(ニュートラルグレーの色合わせ)」の調整を徹底するなど、機械管理について注力してまいりました。 全てのペーパーとサイズの色調整が完璧となるように気をつけていますが、オープンプリントテストのチャートはデイリーセットアップと乳番変更時のチェック用データとして活用させていただいています。
 販促金はお客様に品質を知っていただく機会づくりにぜひ使いたいと思います。 今回の受賞を励みに、今後もプロの方から支持されるクオリティーをめざして頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

準グランプリ受賞 イエロージャケット名古屋駅前店(愛知)

 YMCDのキーだけでなく、コントラストなどのいろいろな機能を使ったプリントの色の良さをお店のセールスポイントにしています。
 テストでもいつも通り取組みましたが、雪のシーンは難しくて何度も直しを入れました。同じデータでも写真店のさじ加減で仕上がりが全く違いますし、その事をお客様にもっとお伝えできるように銀塩写真の良さをご提案したいですね。
 開店から21年、プロラボ時代を含めるとこの仕事に携わり28年になります。 その経験を生かしてこれからもお客様の信頼にお応えしていきたいと思います。 このたびはありがとうございました。

千葉大学名誉教授 三宅洋一

 今回で2回目となる、『オープンプリントテスト』グランプリ賞の審査ですが、全体的に昨年以上にレベルが高くなっていると感じました。 テストデータにはそれぞれにしっかりとした色判定、プリント処理が必要とされ、難易度もアップされているにもかかわらず適正な、良いプリントに仕上げられています。

 審査上、注目したのはスキーのシーンでの雪の白色、お弁当のトマトの鮮やかさ、舞妓さんの化粧した顔色の再現、芝生の上の親子の肌色と緑バックの色調などです。 グランプリ、準グランプリ受賞店は色のかぶりを補正し、見落としがちな細部の色まで階調性豊かに再現、美しくプリントされていました。 芝生の緑や、青空、海の色などはメモリーカラーと呼ばれ人によって異なるものです。 お店のベストな色、濃度の提供を心がけながら、お客様の好みも反映して差し上げるのも良いかと思います。

 液晶テレビの普及で多くの人がハイコントラスト画像を好む傾向にあり、映画もCGなどの多用で、刺激のつよい情報に感覚が左右されつつあるといえますが、しっとり感、みずみずしさ、透明感といった数値化できない表現にある美しさを忘れてはならないと思います。

 銀塩写真プリントは微細なドットで表現されるインクジェットプリントとは異なり、きめ細やかな階調表現の美しさを表すことができます。 お店で大きく伸ばした写真をお客様にお見せして、銀塩写真の魅力を、その違いをもっとアピールされるのも良いかもしれません。 またプリント技術の向上とあわせて、各地のフォトギャラリーで観られる芸術写真、オリジナルプリントの美しさも機会があればご覧いただきたい。 さらに素晴らしいプリントの提供にお役立ていただけることと思います。

三宅洋一

三宅洋一
 千葉大学 名誉教授
 東京工芸大学 理事

日本写真学会会長、米国画像科学技術学会副会長等を歴任。画像解析・評価・処理に関する研究は多岐に亘っており分光画像処理の先進的研究における第一人者として世界的に知られる。
人物の肌色を測色・評価する研究から、油彩画を分光的に解析・記録する世界初のカメラを開発しデータアーカイブの精度を飛躍的に高めた。内視鏡等医療画像分野の研究にも携わる。
著書「ディジタルカラー画像の解析・評価」他、多数

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